桐の良さ
桐の特徴について
●防湿性・防カビ性がある
桐の特性で一番は湿度調整が可能な事です。
桐材の断面は沢山の穴があります。
この事により、湿気の多い時には湿気を吸ったり、
乾燥している時には、吸収した湿気を出したりします。
吸収している時は、桐の表面が膨張して桐内部に湿気が侵入するのを防ぎます。
ですので、タンスの中はいつも一定の湿度で保たれるわけです。
●耐火性がある
昔から桐のタンスは、耐火性があると言われていました。
金沢大学での実験資料によると、
厚さ1.2㎜の桐と杉の板を450度に熱したところ、
杉箱は95分後に発火、
桐は130分後まで発火しなかったとの事です。
桐板は炭化したままを保っていました。
燃やした箱に水をかけると、桐箱の内部温度は約20度下がり、
厚さ2.4㎜の桐板で使った箱は、半分の厚さのものより内部温度が50度も低く、
約70分後まで100度を超えなかった。
この実験結果の様に、ある程度の時間なら耐火性がある事が分かっています。
昔の大きな金庫の内部も桐で作られていたそうです。
火事により外側の鉄が真っ赤、桐箱が焦げても桐箱内部は無事で、
中身のお札や書類は無事だったという話もあります。
(あくまでも、気密性が保たれている場合の話です)
●防虫性がある
桐は内部に含まれるタンニンにより、弱アルカリ性の成分があります。
桐はこのタンニンにより(緑茶と同じもの)桐材の表面が経年劣化により茶色くなります。
しかし、この弱アルカリ性のの成分のおかげと、昔ながらの気密性高い制作方法のタンスは
外からの害虫の侵入を防ぎます。隙間があると、害虫が侵入しやすくなります。
桐のタンスが湿気で開かない、上の引出が下の引出を入れたら飛び出る。
これは、タンス職人が昔ながらの作り方で作っているからです。
技術が高い証です!!!
桐のタンスは湿気の多い時に買うよりも、衣替えシーズンに買う事をお勧めします。
梅雨の時期や、雨の日など
湿気吸収により膨張すると引き出しが開きにくくなります。これも技術の高い証拠です。
ミリ単位で調整しておりますので、開けずらいのは仕方ありません。
乾燥している時に、引き出しの当たる部分にロウなどを
塗っておくのもいいかもしれません。
桐のタンスは燃えにくい、そして水に浮きます。
ですが、煙が入らないわけではありません。
煙の侵入は防げません。
桐材は木ですので、タンスになっても生きております。
家同様、上手にお手入れして使ってください。
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