木材の湿度による膨張と収縮
本日、あってはならないことですが、お客様からクレームがありました。
内容は、ベッドのスノコがフレームの金具に当たって入らないというもの。
お話を聞くと、すのこの幅があと1・2ミリ短ければすんなり入ったとのこと。
上の写真の通り、すのことフレームの間はほとんど隙間が無いように作っています。
問題となるのは、木材の湿度による膨張と収縮です。
木は木材になっても生きていて、塗装などで塞いでない木材は、
湿気を吸ったり吐いたりします。
湿度が高いときは室内の湿気を吸い込み、
湿度が低いときは木材から湿気を放出し、
これで室内の湿度を調整してくれるのです。
通常、家具は十分に乾燥させて作成します。
木が収縮しているときに作成するわけです。
ですが、今の時期(梅雨時期など)になると、
木材が湿気を吸収し膨張したりします。
これは、無垢材のフローリングをご使用の方は実感いただけるのではないでしょうか。
特に、すのこに使われる桐材は、湿度が高い時期に
湿気がタンスの中に入らないよう膨張するので、密閉度が高まりやすい。
という特徴で着物タンスに重宝されています。
今回のケースは、乾燥時期に制作したスノコが
梅雨の湿気で膨張し、1・2ミリ膨らんで入らなくなったのだと思います。
お客様には新しいすのこを制作しお送りすることにしました。
今後はこういうことも想定した制作が必要だと工場と確認し、
次回生産からの参考にさせていただくようにします。
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